談敵はなしあいて)” の例文
そうした場合庸三はいつも無口で、葉子が客の朗らかな談敵はなしあいてになるのであったが、差向いの時よりも、その方がかえって庸三の神経に、いくらかの余裕となごみが与えられるのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)