あやし)” の例文
私は眼に一丁字もない彼女が何をするのかと、あやしんだ。ところが姉は筆に墨をふくめて、いきなり私の顔へ、大きな眼鏡と髯とをかいた。それから私を鏡の前へつれて行った。
可哀相な姉 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
則重公ふと眼覚めてあやしみ給ひ、何とて泣給ぞとおほせあり