西華門院せいかもんいん)” の例文
「そちも聞いているはず。幼少から仕えている西華門院せいかもんいんのお内を、情夫おとこゆえに逃げ退いて、女院のお名にまでご迷惑をかけたみだらもの
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「また、お内儀もそのかみは、後宇多院ごうだいんのみきさき西華門院せいかもんいんのお内で、雑仕ぞうし卯木うつぎと仰せありし小女房でおわしたの」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それも彼女がまだ西華門院せいかもんいん後宇多ごうだ後宮こうきゅう)に仕えていた女童の頃から知っている。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)