“複姓”の読み方と例文
読み方割合
コウヂ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごく近所だから、又石上氏・布留氏共に物部の複姓コウヂで、同族でもあるから、かう言うたものとも考へられるが、併し布留氏は別にれつきとして存して居るのだから、かうした表現を採る訣がない。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
持統天皇と問答した志斐シヒ嫗(万葉集巻三)は(しひに二流あるが)中臣の複姓コウヂの人に違ひはない。此は、男女とも奉仕した家の例に当るのであつて、物部・大伴其他の氏々にもある例である。