裾埃すそごみ)” の例文
するとまたそのおんなが、や、どッこいしょ、と掛声して、澄まして、ぬっと入って、ふわりと裾埃すそごみで前へ出て、正面充満いっぱいに陣取ったろう。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)