“裂石山”の読み方と例文
読み方割合
れっせきざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わしは知らぬが、つたうところによれば、父君は天目山てんもくざんにて討死うちじにしたと見せかけて、じつは裂石山れっせきざん古寺ふるでらにのがれて姿をかえ、京都へ落ちられたといううわさ……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じつはお討死うちじにとは表向おもてむきで、まことは、天目山てんもくざんみねつづき、裂石山れっせきざん雲峰寺うんぽうじへいちじお落ちなされて、世間のしずまるころをお待ちなされたうえ、このほど身をいぶせき旅僧たびそうにかえられ、ひそかに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)