トップ
>
袵
>
まへ
ふりがな文庫
“
袵
(
まへ
)” の例文
前下りに結んだ三尺がだらしなく、
衣服
(
きもの
)
の
袵
(
まへ
)
が
披
(
はだか
)
つて、毛深い
素脛
(
からツつね
)
が遠慮もなく現はれる。戸口に凭れてゐる娘共には勿論の事、逢ふ人毎に此方から言葉をかける。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
此盆にも此の正月にも心付して呉れたお吉と気がついて八五郎めんくらひ、素肌に一枚どてらの
袵
(
まへ
)
広がつて
鼠色
(
ねずみ
)
になりし
犢鼻褌
(
ふんどし
)
の見ゆるを急に押し隠しなどしつ、親分、なんの、あの、なんの姉御だ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
袵
漢検1級
部首:⾐
11画
“袵”を含む語句
左袵
連袵