“袂草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たもとくそ50.0%
たもとぐさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歩きながら袂を探って、手帳と、袂草たもとくそと一所くたにつかみ出した。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
或人が剃刀かみそりの疵に袂草たもとぐさを着けて血を止めたるは好けれども、其袂草の毒に感じて大患に罹りたることあり。畢竟無学の罪なり。呉々も心得置く可きことなり。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)