行間ぎょうかん)” の例文
他の文句をしまいから逆に行間ぎょうかんに埋めて両文相って始めて一貫した意味を持っているものを、その紙片の中央から
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
母が十七八の時に手写したと云う琴唄の稽古本けいこぼんを見たことがあるが、それは半紙を四つ折りにしたものへ横に唄の詞をつらね、行間ぎょうかんに琴のしゅ丹念たんねんに書き入れてある
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)