蠅払はえはら)” の例文
手には蠅払はえはらいの払子ほっす上衣うわぎも下も白麻ずくめ。何とも、底気味わるい薄眼の眼光が、武松のかかとを見送ってから、また半眠りのていに返った様子である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)