蝙蝠式こうもりしき)” の例文
それでは、電車の進行中、彼は窓から屋根によじ昇り、屋上の欄干らんかんに足を入れて真逆まっさかさまにぶら下ると丁度ちょうど、顔が窓の上枠うわわくのところにとどくから、そのまま蝙蝠式こうもりしきにぶら下って消音ピストルをうち放つ。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)