蜆河岸しじみがし)” の例文
歩きだしてからかえって酔を発した其角は、相川町を右に折れて、蹣跚まんさん蜆河岸しじみがしへさしかかった。すると片側町の暗がりから
其角と山賊と殿様 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「七つのとき蜆河岸しじみがしで頭を打って、その傷が打身になっているだけです。それが治ればちゃんとした人間になるんです、直は決して馬鹿なんかじゃありません」
しじみ河岸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)