蛇舌じゃぜつ)” の例文
蛇舌じゃぜつの如くからみ合った双者の目と目、心と心とは、暗黙のうちに組ンずほぐれつ、つるぎ以上の鋭いものを交じえているので、ここ、寸間の時を措くことすらゆるさぬ気持に迫ってもいる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)