蛇紋岩じゃもんがん)” の例文
種山たねやまはらといふのは北上きたかみ山地のまん中の高原で、青黒いつるつるの蛇紋岩じゃもんがんや、硬い橄欖岩かんらんがんからできてゐます。
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
種山ヶ原たねやまがはらというのは北上山地きたかみさんちのまん中の高原で、青黒いつるつるの蛇紋岩じゃもんがんや、かた橄欖岩かんらんがんからできています。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その時僕は、あの高洞山たかぼらやまのまっ黒な蛇紋岩じゃもんがんに、一つかみの雲をたたきつけて行ったんだ。そしてその日の晩方にはもう僕は海の上にいたんだ。海と云ったって見えはしない。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)