蚤取のみと)” の例文
それにも関わらず掘出し物根性の者が多く、蚤取のみとまなこ熊鷹目くまたかめで、内心大掘出しをしたがっている。人が少し悪い代りに虫がおおいに好いはなしである。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
蚤取のみとまなこでバタバタと着物をはたいては考えている姿が見かけられた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蚤取のみとりの喜三さん、お久し振りだのう。」