虓然こうぜん)” の例文
時に坐客数人まさに満を引く、虓然こうぜんの声左右にあるごとく酒几上きじょうに傾かざる者なしとあって、虎の声は随分大きいが獅に劣る事遠しだ
『淵鑑類函』巻四二九に虎骨はなはだ異なり、咫尺しせき浅草といえどもく身伏してあらわれず、その虓然こうぜん声をすに及んではすなわち巍然ぎぜんとして大なりとある。
事に臨んで身をかくすに妙で、虎巧みにその身を覆蔵すと仏経に記され、〈虎骨甚だ異なり、咫尺しせき浅草といえども、能く身伏しあらわれず、その虓然こうぜんたる声をすに及んで