“虎虎婆”の読み方と例文
読み方割合
ここば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身肉寒さに噛まれて鉢特摩はんとまの華の如く折裂し、うめきの声はただ頞嘶叱あせだ虎虎婆ここばの二音が発せられるだけじゃ。漸く死して苦を免れたりと思う間もなく、暖風一度到る時は、たちまちもとの姿に立還る。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)