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薤
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らっきょう
ふりがな文庫
“
薤
(
らっきょう
)” の例文
やがて仙吉は俯向きに臥かされ、臀を捲くられたかと思うと、
薤
(
らっきょう
)
を二つ並べたように腰から下が裸体になってぬッと曝し出された。
少年
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
佐々の死にもの狂いの努力も甲斐なく、彼の身体はロケットの尖端に、まるで壜詰の
薤
(
らっきょう
)
のように押しつけられてしまった。そこには丁度首が入るほどの穴があいていた。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
手順がきまり、東堂舎人助によって
先鋒
(
せんぽう
)
の兵が選ばれた、このときの兵の組立てはちょうど
薤
(
らっきょう
)
のようなかたちだった。橋を確保すべき先鋒は五十人で、これを三百人の兵が包んでいる。
一人ならじ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
薤
漢検1級
部首:⾋
16画
“薤”を含む語句
辣薤
薤露
薤形
薤葉
薤露行
辣薤面
逆薤