薄葉鉄ブリキ)” の例文
旧字:薄葉鐵
片思の薄葉鉄ブリキ職人はぢりぢりと赤い封蝋を溶かし、黄色い支那服の商人は生温い挨拶の言葉をかけて戸毎を覗き初める。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子がづる薄葉鉄ブリキの太鼓、そのあか片面かたも剥げしに、土盛りて、せめて植ゑむと、福寿草霜に抜き来ぬ、二株三株。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
子がづる薄葉鉄ブリキの太鼓、そのあか片面かたも剥げしに、土盛りて、せめて植ゑむと、福寿草霜に抜き来ぬ、二株三株。
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
児がづる薄葉鉄ブリキの太鼓剥がれたり植ゑて眺めむ福寿草のはな
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
児がづる薄葉鉄ブリキの太鼓剥がれたり植ゑて眺めむ福寿草のはな
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)