蕨駅わらびえき)” の例文
華陽は典薬頭てんやくのかみ半井景雲なからゐけいうんの門人で、蕨駅わらびえきに住んでゐた。蘭軒は「為人沈退実著、愛間好学、不敢入城都」と云つて、著す所の書を列挙してゐる。書名中に「薬方分量考」がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)