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蕋
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ずい
ふりがな文庫
“
蕋
(
ずい
)” の例文
七匹の青
蜘蛛
(
ぐも
)
が張りわたしている絃を掻き鳴らし始めると、二人のお爺さんは、睡蓮の花を静かに左や右に揺り、いっぱいに咲きこぼれている花々の
蕋
(
ずい
)
からは
地は饒なり
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
または永き日を、かつ永くする
虻
(
あぶ
)
のつとめを果したる後、
蕋
(
ずい
)
に
凝
(
こ
)
る甘き露を吸い
損
(
そこ
)
ねて、
落椿
(
おちつばき
)
の下に、伏せられながら、世を
香
(
かん
)
ばしく眠っているかも知れぬ。とにかく静かなものだ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蕋
漢検準1級
部首:⾋
15画
“蕋”を含む語句
雄蕋
雌蕋
円蕋
雄蕋雌蕋
黄蕋