蒙古襲来もうこしゅうらい)” の例文
「それではまるで、蒙古襲来もうこしゅうらいの防ぎに駈け向うような軍勢になるな。……高時が生れぬ前のことだからよう知らんが、あのときは、十万といったそうだ」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おれどもの家は、木曾殿と共に都へ上って、一時はこの地方で、全盛をきわめたものだが」と、かこつもあり、蒙古襲来もうこしゅうらいえきに、わしの大祖父は、どう働いたとか。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)