“菜摘”の読み方と例文
読み方割合
なつみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二五〇三船みふねの山、二五一菜摘なつみ川、二五二常に見るとも飽かぬを、此の頃はいかにおもしろからん。二五三いざ給へ、出で立ちなんといふ。
しかし津村の持ち出したのは、それとは別で、例の静御前しずかごぜん初音はつねつづみ、———あれを宝物として所蔵している家が、ここから先の宮滝の対岸、菜摘なつみの里にある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
菜摘なつみ水汲みづくみ薪採たきゞとリ心ナラズモ世ヲ厭ヒ、佛ヲ供養シテゾ光陰ヲ送ケル
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)