荻野をぎの)” の例文
跡部は荻野をぎの等の話を聞いてから考へて見て、平山に今一度一大事を聞いた前後の事をくはしく聞いて置けば好かつたと後悔した。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
受出されて丸山の荻野をぎの家に入り、本妻亡き後は、奧方同樣の侍遇たいぐうを受け、二年前に跡取の勇太郎まで生みましたが、亡くなつた本妻の弟で、變人扱にされてゐる高木銀次郎が
荻野をぎの綾子あやこの宵のうた
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
あの子だつて荻野をぎの左仲樣の子か何うか解つたものぢやねえ。高木銀次郎といふのは解つた人で、お紋の素姓を怪しいと睨んで、義兄あにに勸めて遠ざけたんだ。お紋はそれを根に持つて高木銀次郎を