“荒牛”の読み方と例文
読み方割合
トオロオ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この父親といいますのは、近県六市は愚かなこと、アルサス、ルュクサンブウルのあたりまで鳴り響いた天下無双の荒牛トオロオでがんした。
昔は音に響いた荒牛トオロオを無数に送り出した囲い場であったそうだが今は堆肥場になっているので、人馬ともにあまり寄りつかない。
首をもたげて濶歩するのを見れば、伝え聞くヘルキュレスと争うクレエト島の荒牛トオロオも思い合わされ、見る目にもものすごいばかりの有様であった。