茶荃ちゃせん)” の例文
八月の深川祭は山車も一番少なかったが、霊岸島の茶荃ちゃせんの山車がふるっていた。茶柄杓のぶっ違いの中央に、一丈ばかりの銀色の大茶筌、紅白の吹流しで風流なところが妙。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)