苛厲かれい)” の例文
梁川君が遺文の中、病中唯一度母君に対してやゝ苛厲かれいの言を漏らしたと云って、痛恨して居る。若し其れをだに白璧の微瑕と見るなら、其白璧の醇美は如何であろう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)