花炎木くわえんぼく)” の例文
河のほとりの遊歩場には、花炎木くわえんぼくや、カンナの花が咲いてゐた。河は黄濁して水量も多く、なまぐさい河風を朝の街へ吹きつけてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)