花月かげつ)” の例文
花月かげつ雨雪風流うせつふうりゅうまどにこれをひらいて、たちまち座を賑わそうというのだが、これは膳の上のはなしで、その膳の下には、いつどこで開いてもたちまち座を賑わすに足る
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ご飯にたっぷりしみこませただしの味が「なんしょ、酒しょが良う利いとおる」のをフーフー口とがらせて食べ、仲良く腹がふくれてから、法善寺の「花月かげつ」へ春団治はるだんじの落語をきに行くと
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)