トップ
>
花客先
>
とくいさき
ふりがな文庫
“
花客先
(
とくいさき
)” の例文
されど
物語
(
はなし
)
の
種
(
たね
)
はさまで多からず、牛の事、
牛乳
(
ちち
)
の事、
花客先
(
とくいさき
)
のうわさなどに過ぎざりき。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
諸国の女の世界ばかりを
花客先
(
とくいさき
)
に廻っているので、よく
儲
(
もう
)
けもするが
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夕方になるのに、お
花客先
(
とくいさき
)
の注文を、みんな独りのみ込みしていて。——うちのおやじさんにまた
呶鳴
(
どな
)
られなければならない。お次、おまえは遊んでいて、あとでまた、お夕飯の支度でもしておあげ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
清吉の
花客先
(
とくいさき
)
は、上方でも江戸でもたいがい花柳界だった。
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「相済みません。……どうもつい、お
花客先
(
とくいさき
)
のお宅じゃあ」
春の雁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“花客”で始まる語句
花客