芝居気しばいげ)” の例文
『華麗なる円舞曲(作品一八)』は女学校の運動会向きの曲ではあるが、パデレフスキーの芝居気しばいげの一面を知るには恰好だ。
吾々がクラブにおいて二つの安楽椅子にかけていたよりももっと熱情も芝居気しばいげも持たず吾々が生き埋めされていたそれ等の割目の中で私に話をしました。
村人の居合わす処で其紳士が丁寧に挨拶あいさつでもすると、彼はます/\得意であった。彼は好んで斯様な都の客にブッキラ棒の剣突けんつくわした。芝居気しばいげ衒気げんきも彼には沢山にあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)