臺下だいした)” の例文
新字:台下
併し家らしいものは山の臺上だいうへにも臺下だいしたにも見えず、ただその上下うへしたの所々に散點する森や林やの黒い影をうしろにかして、霧のやうなものがうつすり棚曳いてゐるのが、望まれるだけであつた。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)