膚膩ふに)” の例文
妙念 お前たちは本門の傍で見張りをしているのだ、また眠りこけてなんぞいると、総身の膚膩ふにが焼き剥がれて生きながら骸骨がいこつばかりになってしまうのだぞ。早く行け、何をぐずぐずしているのだ。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)