胡麻石ごまいし)” の例文
右手は岩山であって、すぐ左手には粗い胡麻石ごまいしが殆ど垂直にそそり立っているのだ。そのあいだに、いま私の歩いている此の道が、六尺ほどの幅で、坦々とつづいている。
猿ヶ島 (新字新仮名) / 太宰治(著)