ふくろ)” の例文
葯は二つのふくろから成り、縦裂せる間隙から一向に油気のないサラサラとした花粉を散出し、時々吹き来る風のためにそれが散らばり飛んで花柱の毛に着き、そこに拘束せられるのである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)