聖天しやうてん)” の例文
隱さう、あの聖天しやうてん樣、男女兩體の二つの夜光石のうち、何千兩といふ値打のある、眞物ほんものの夜光石は、男體の額のだけで、女體の額にハメ込んである、銀杏ぎんなんほどの小さいのは、あれは僞物でございますよ
聖天しやうてんの萬藏
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)