“翻反”の読み方と例文
旧字:飜反
読み方割合
ひつくらか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠は漸々やうやう筆を執上げて、其処此処手帳を翻反ひつくらかへして見てから、二三行書き出した。そして又手帳を見て、書いた所を読返したが、急がしく墨を塗つて、手の中に丸めて机の下に投げた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)