“翠滴”の読み方と例文
読み方割合
すいてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
果物屋ではリンゴにみがきをかけている男がいる。何年にも口にしたことのないリンゴの幻影が、現実ではぴかぴかと紅くまるい。柿も、ぶどうも、いちじくも、翠滴すいてきがしたたりそうな匂い。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)