美迦野みかの)” の例文
美迦野みかのさんは、炬燵布団こたつぶとん綴糸とぢいとをまるいしろゆびではじきながら、離室はなれ琴歌ことうたこえをあはせた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
そうつて美迦野みかのさんは、あまへたやうにしんなりとしなだれかヽつて
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
わたしはだまつて美迦野みかのさんのえくぼにうつとりとみとれてゐた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)