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纔
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ワヅ
ふりがな文庫
“
纔
(
ワヅ
)” の例文
纔
(
ワヅ
)
かに百年、其短いと言へる時間も、文字に縁遠い生活には、さながら太古を考へると、同じ昔となつてしまつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
纔
(
ワヅ
)
かに百年、其短いと言へる時間も、文字に縁遠い生活には、さながら太古を考へると、同じ昔となつてしまつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
纔
(
ワヅ
)
かにさす薄光りも、黒い
巌石
(
ガンセキ
)
が皆吸ひとつたやうに、
岩窟
(
イハムロ
)
の中に見えるものはなかつた。唯けはひ——
彼
(
カ
)
の人の探り歩くらしい空気の微動があつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
纔
(
ワヅ
)
かに百年、其短いと言へる時間も、文字に縁遠い生活には、さながら太古を考へると、同じ昔となつてしまつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ほんの
纔
(
ワヅ
)
かの眠りをとる間も、ものに驚いて覚めるやうになつた。其でも、八百部の声を聞く時分になると、衰へたなりに、健康は定まつて来たやうに見えた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
纔
漢検1級
部首:⽷
23画
“纔”を含む語句
方纔
方纔篋
纔者
纔訴