“方纔”の読み方と例文
読み方割合
はうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちに新なる発表を待つて方纔はうざんに解決せらるべき何等かの消息が包蔵せられてゐることは、わたくしの固く信ずる所である。わたくしは最後に敢て言つて置く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「十六日。微雨。森氏午後当邸を出立帰藩之事。」枳園が方纔はうざん江戸を発したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)