方纔はうざん)” の例文
うちに新なる発表を待つて方纔はうざんに解決せらるべき何等かの消息が包蔵せられてゐることは、わたくしの固く信ずる所である。わたくしは最後に敢て言つて置く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「十六日。微雨。森氏午後当邸を出立帰藩之事。」枳園が方纔はうざん江戸を発したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)