繭価けんか)” の例文
安宅先生も、あゝ見えて、あれで、俸給の一部をき、この繭価けんか不振時代の養蚕ようさんを副業とする郷里の家の弟妹の学費のため月々仕送っている身分である。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)