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繋累
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けいるゐ
ふりがな文庫
“
繋累
(
けいるゐ
)” の例文
わが臆病なる心は
憐憫
(
れんびん
)
の情に打ち勝たれて、余は覚えず
側
(
そば
)
に倚り、「何故に泣き玉ふか。ところに
繋累
(
けいるゐ
)
なき
外人
(
よそびと
)
は、
却
(
かへ
)
りて力を借し易きこともあらん。」
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
謝せよ、新夫婦に感謝せよ、渠等は社会に対する義務のために
懊悩
(
あうなう
)
不快なるあまたの
繋累
(
けいるゐ
)
に束縛されむとす。
愛と婚姻
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
禅家の大徳の臨終が立派であると云ふのは何よりも
繋累
(
けいるゐ
)
の無いと云ふ事が根柢になつては居ないでせうか。
産褥の記
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“繋累”の意味
《名詞》
繋ぎ止め縛ること。繋がること。
心身を束縛するような煩わしいこと。
養わなければならない家族。
(出典:Wiktionary)
繋
漢検準1級
部首:⽷
17画
累
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
“繋累”で始まる語句
繋累的