縦疵たてきず)” の例文
ある時菓樹かじゅは幹に疵つけ徒長を防ぐと結果にこうがあると云う事を何かの雑誌で読んで、屋敷中の梨の若木わかきの膚を一本残らず小刀でメチャ/\に縦疵たてきずをつけて歩いたこともあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)