“菓樹”の読み方と例文
読み方割合
かじゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時菓樹かじゅは幹に疵つけ徒長を防ぐと結果にこうがあると云う事を何かの雑誌で読んで、屋敷中の梨の若木わかきの膚を一本残らず小刀でメチャ/\に縦疵たてきずをつけて歩いたこともあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そういう風に世界各国の菓物が我邦の版図内はんとないで出来るのですから充分に種類を改良して上等の物ばかり産出させたら菓物は我邦の一名物になりましょうけれども世人せじんがまだ菓樹かじゅの培養に重きを
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)