締高しめだか)” の例文
今日S子はその締高しめだかを計算したまま算盤をかたづけるのを忘れて帰ったというに過ぎないのです。そして、それは決して恋の通信などではなくて、ただ魂のない数字の羅列られつだったのです。
算盤が恋を語る話 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)