締金しめがね)” の例文
えりや、そで口には白いレースをつけ、締金しめがねでとめたくつをはき、靴下どめにはチョウ型リボンがむすんであります。
これを振り放さなくては、自分も其男も助からないことが、ドルフに分かつた。両脚は締金しめがねで締められたやうになつてゐる。二人の間には激しい格闘が始まつた。
そのかくしベルは人間が楽にはいられるくらいの大きさで、鉄の締金しめがねびょうとで厳重に釘付けにされていた。
パノラマ館の丸屋根は締金しめがねがはずれて、円筒形の壁の中へ、スッポリと落込んで行った。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
之に續きて白銀の締金しめがね具せる脛甲の 330
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)