“綯交(なえま)” の例文
お山の草叢(くさむら)から、黄腹、赤背の山鱗(やまうろこ)どもを、綯交(なえま)ぜに、三筋の処を走らせ、あの踊りの足許へ、茄子畑から、にょっにょっと、蹴出す白脛(しらはぎ)へ搦(から)ましょう。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と言うかと思うと、唐突(だしぬけ)にどろどろと太鼓が鳴った。音を綯交(なえま)ぜに波打つ雷(らい)鳴る。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)