“綜括”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめくくり33.3%
すべくく33.3%
そうかつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「学者らに心せよ!」この一語をもって、イエスは大論戦の綜括しめくくりとなし給うたのです。
かわの手袋だの、白い襟巻えりまきだの、美くしい笑い顔だの、長いコートだの、続々記憶の表面に込み上げて来たが、それを綜括すべくくったところでどこからもこの問に応ぜられるような要領は得られなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この反歌は、金銀珠宝も所詮しょせん、子の宝には及ばないというので、長歌の実事を詠んだのに対して、この方は綜括そうかつ的に詠んだ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)